こんにちは、PR BASE不動産市場調査部です♪
東日本REINSサマリーレポート2024年3月分が更新されました!
では早速レポートを見ていきましょう!と、その前にお知らせです!
3月9日(金)に“東京不動産マニア”が始動して1か月が経ちました。
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■株式会社KIZUNA FACTORY 稲垣さん メイン担当エリア:港区、中央区(非湾岸)
■一心エステート株式会社 高田さん メイン担当エリア:渋谷区、目黒区
■株式会社FJリアルティ 藤田さん メイン担当エリア:江東区、中央区(湾岸)
それでは、≪2024年3月度REINSサマリーレポート≫です
重要指標は以下の通りで、数値で見ると悪い市況ではないと考えています。
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▼中古マンション(一都三県)
・成約件数 :3,810件 (前年同月比 +10.7%)↑
・成約㎡単価 :75.88万円 ( 〃 +8.7%)↑
・在庫 :46,351件 ( 〃 +2.7%)↑
・新規登録件数:16,846件 ( 〃 +2.4%)↑
▼中古戸建(一都三県)
・成約件数 :1,349件 (前年同月比 +13.7%)↑
・成約価格 :4,137万円 ( 〃 +5.7%)↑
・在庫 :21,360件 ( 〃 +29.7%)↑
・新規登録件数:6,285件 ( 〃 +15.3%)↑
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最近の市況をまとめると、
消費者動向を考えると、資材高騰や円安、人件費の上昇などでコストが膨らみ、不動産価格が上がっているとのニュースが続いてきました。また、不動産バブルが崩壊するなどのネガティブな情報もあり、購入に対する迷いが生じて二の足を踏んでいる方が多かったと思います。
しかし、2022年ころからは賃貸(とりわけファミリー向け)も上昇し引っ越し予定者が改めて、物件購入を検討しようと戻ってきていると考えるのが妥当だと思います。
一定期間、状況を見てきて、いよいよ下がる見込みがないとわかり、購入に踏み切る方も出てきたのかなと思います。
一等地以外での新築の供給数も減少しているかつ価格は今まででは考えられないほどに高いので、今後はより一層中古へのシフトが強まりそうです!
成約件数は対前年プラス10.7%、成約㎡単価は対前年プラス8.7%になりました。
首都圏における中古マンション成約件数は10ヶ月連続でに前年同月を上回りました。
こちらのスライドの通り、直近7年間の同月と比較し成約件数は例年並みの水準であることがわかります。
ただ、2022年・2023年と比較すると成約数は増えているので、ファミリー向け賃貸の上昇し、いよいよ物件価格も下がる見込みがないと、
改めて中古の購入の検討層が戻ってきて、購入に踏み切る方も出てきたのかなと思います。
右上に記載した表の通り、東京都が好調という状況で他エリアは例年並みの水準であるとみて取れます!
中古マンション成約件数は下記の通りです。
中古マンション㎡単価は下記の通りです。
続いて、在庫件数と成約価格です。
都心3区(千代田区、中央区、港区)は中長期的に見て価格は上昇、在庫も減少傾向です。
パークタワー勝どきや晴海フラッグの即転売住戸による在庫増加をも凌駕する成約数があるのだと思います。
海外勢がキャッシュで購入しているとの話もよく聞きます。需要は尽きないようですね。
前述の都心3区の上がり幅が大きいのにも関わらず、首都圏全体だとさほどでもないことから都心エリア以外では価格が天井ないしはエリアによっては下落しているのだと考えます。
強いエリアがより強く、それ以外が横ばいか下落傾向にあります。具体的には千代田区・港区・中央区にプラスし最近では湾岸エリアの価格が全体を引っ張る構図です。
湾岸エリアに関しては下記のFJリアルティ代表の藤田さん(ふじふじ太さん)の記事を確認いただくと詳細が解説されています。
エリア別の在庫件数は、1都3県ではにコロナ前の水準同等まで物件在庫が増加しています。
近郊・郊外でじわじわと在庫が増加しているなかで、東京都内(特に都心3区)で中長期的に在庫が減少しています。
最後に、売出価格と成約価格です。こちらも傾向は前月と同じです。都心3区(千代田、中央、港)で、は対前年売出・成約単価上昇、対前月下落・成約単価上昇。
まだまだ、上り調子なこのエリアは今後もじわじわと上昇していくと予測しております。株価が反映されやすいエリアなので日経平均株価の上昇もこのエリアの価格を押し上げる要因になりそうです。
最近では海外勢のキャッシュでの購入も増えているとのことですので、基本的に価格が下がる要因がありません。
また、このエリアでは新築マンションの供給が一定数あるのですが、資材高騰・人件費高騰も相まって価格は強気です。そうなるとその価格に引っ張られて中古相場も上がると考えられます。
首都圏全体で見ても、対前年売出・成約単価上昇、対前月売出・成約単価は横ばいです。
価格の頭打ち感を見て取ることができます。
毎度、同じ表現にはなりますが、成約が売出を超えているということは単価の高い物件が売れて安い物件の在庫が増加し売れていないともとれます。
つまり、立地等の条件がいい都心の物件を中心に、単価の高い物件が好調でそれ以外が売れにくいと考えられます。
ここでも結論としては、1都3県全体で見たら頭打ち、いいエリアでは上昇、それ以外は下落になる、2極化が進行すると思います。
以上、今月の月例速報Market Watch~REINSサマリーレポートから不動産市場を読む~でした。