こんにちは、PR BASE不動産市場調査部です♪
東日本REINSサマリーレポート2025年5月分が更新されました!
では早速レポートを見ていきましょう!と、その前にお知らせです!
まずは、トピックスです。
登録者24万人の独立系FP、ヨウヘイさんとのコラボ動画が公開されました!

【出張版!!東京不動産マニア】独立系FP ヨウヘイさんとコラボ企画!!ヨウヘイさんにピッタリな物件を提案できるのは誰??
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本動画では、ヨウヘイさんの“ガチ購入条件”をもとに3人の専門家が物件プレゼンをおこないました!
≪ ポイント ≫
- ✔ 渋谷・恵比寿・湾岸エリアの人気タワーを続々提案
- ✔ 今買えば上がる!?「再開発×タワマン」の注目物件とは
- ✔ 専門家たちの視点から見る、資産価値と利便性の“ベストバランス”
など、不動産のプロとFPが本音で語る、超リアルな「物件選び」の裏側が詰まった内容です。
これからマンション購入を考えている方も、物件の見方が変わるかもしれません!
そして、ヨウヘイさんはとっても素敵な方でした!
それでは、≪2025年5月度REINSサマリーレポート≫です。

1都3県全体では、対前年成約数増↑・成約単価上昇↑ / 対前月在庫増↑・成約単価上昇↑
都心3区では、対前年成約数増↑・成約単価上昇↑ / 対前月在庫増↑・成約単価上昇↑
中古マンションにおいて成約件数は、7ヶ月連続で対前年同月で増加(前年比+35.0%)
成約㎡単価は61ヶ月連続で対前年同月でプラス(前年比+10.2%)、在庫件数が13ヶ月連続で前年同月を下回る結果に(前年比−2.8%)。
成約数は先月同様全エリア(都道府県単位)で対前年2ケタ増と“直近9年間で1番多い成約件数”になりました。
上記の通り、首都圏全体では3.4月と同じ傾向だと考えられます。
ここ最近、成約件数が異様に伸びていますが、REINSの登録内容の変更が影響しているかもしれないので調査中です。
都心エリアで気になる動きが『在庫数・新規登録件数が大幅に増加していること』です。
とはいえ、価格も大幅上昇中…そろそろ天井とみて売り出し始めている方が増えてきたのでしょうか…今後の動きに注目です。
実需エリアと呼ばれる近郊・郊外では成約件数はどこも調子が良いと言えます。
しかし、このエリアの価格は一部の好立地だけが伸びているものの全体では横ばいないしは下落へと向かっています。
現場の方々にお聞きした状況だと、都心や湾岸エリアに関しては以下の通りです。
※ヒアリングをした際の現場感を参考にしております。
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- 金利上昇によって購入をあきらめる層は少ない。
- トランプ関税ショックでの落ち着きは終わり、すでに動いている。
- 都心の在庫は増えているが、売り出し価格は依然として強気。
- 新築マンション“即転売目的”購入に関する危惧。(②“名義貸し”のトピックを参照)
≪湾岸エリア≫
- 成約価格大幅上昇!募集数は高止まり、成約件数は堅調に推移!
- 5月に入ったGW明けから問い合わせが急に増えた。
- パークタワー勝どきとブランズタワー豊洲とか一部築浅トップマンションが相場を牽引。
- →ザ豊海タワー マリン&スカイの2期1次の弱気値付けと周辺マンションの値上げで豊海タワーに割安感。
- 上値だけではなく底値も上がってきている。
など
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≪湾岸エリア状況≫ふじふじ太さん湾岸マンションアナリティクス参照
湾岸エリアの最新市況は、以下コラムを参照しております。併せてご確認ください。本当に参考になります。
【成約価格大幅上昇】2025年5月迄の湾岸エリア最新市況分析レポート
1都3県を語るうえで湾岸エリアの影響は大きく、無視することはできません。
今月の湾岸エリアは【成約価格大幅上昇!募集数は高止まり、成約件数は堅調に推移!】
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- 2025年5月は湾岸エリアの上値がさらに伸びた。
- 5月に入ったGW明けから問い合わせが急に増えた。
- →特に湾岸エリアNo.1の「パークタワー勝どき」を筆頭に高価格帯の勢いが凄まじいです!
- 湾岸エリアで最もお手頃に買える「東雲エリア」もじわじわ最高単価を更新
- 「全く住むことは考えてないけどキャピタルゲインが出ると見込んでいるから湾岸買いたいです」という相談が増えてきた。
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総じてトランプショックからの復活は早かったという印象。
湾岸の底堅さを感じつつ、湾岸エリアが新たなステージに突入してきたようなイメージ。ぜひ、記事を一読ください。
スライドの通り、1都3県全体では、直近9年間で最も多い成約件数になりました。
(※1月からのREINS集計方法の変化により成約数への影響があるかもしれないとのことでしたのでご注意ください)

あくまで想像の域を脱しませんが、REINSの厳格化により成約登録をする会社が増えてきたことによる影響とも考えられるのでうのみ、にはしないようお気を付けください。
トランプ関税ショックがあっても、金利の先高観があったとしても、結局はどこ吹く風。今となっては市場は元通りどころか、好調のように感じます。
また、トランプ関税ショックにより日銀の利上げが難しくなり、実需の方は動きやすくなったとも考えられます。
以上のように、市場は好調であると考えられますが成約件数の不確実性もあるので参考程度の数字とお考えいただくくらいがちょうどいいのかと考えます。
中古マンション成約件数および各指標は下記の通りです。
成約件数は7ヶ月連続で増加、成約㎡単価は61ヶ月連続で上昇、1990年10月の水準を上回る数になっています。

大きい括りで見たときには成約件数はすべての地域で対前年2ケタ増。成約㎡単価は東京都区部が2 ケタ上昇。と”すべてのエリアで好調”と見えますが実態は異なると考えます。
各エリアの中心部(とりわけ交通利便性の高い)エリアでは好調ですが、それ以外では成約数も価格も伸びていないエリアが多く存在します。
各エリアでも利便性の高低によって二極化が起きていると考えられます。

続いて、在庫件数と成約価格です。
都心3区(千代田区、中央区、港区)は在庫が対前月でかなり増加しました。この傾向が続いています。
買い側の動き(成約件数)も相変わらず好調であり、価格の上昇基調は変わりません。
現場の声としては、適正価格の在庫が多い印象ではあるものの、購入検討者も多くなかなか購入が難しい状況と考えられる。とのことでした。

毎月同様のことを申し上げていますが、都心エリアの成約単価が引っ張る形で中長期的には上昇です。
首都圏全体だと都心エリアに引っ張られての価格上昇で、エリアによっては価格が天井ないしはエリアによっては下落しているのだと考えます。
首都圏の中でも選ばれる物件とそうでない物件の二極化(三極化)が続いているので、この平均値は意味があってないようなものになりつつあります。

全てのエリアで対前月で在庫増加となりました。
買い手の需要は高い(そして焦りもある)と考えますので、いい物件が出ると売れていく、そうでないものは残るの2極化が進行していくと考えます。
3県の中でも都心までのアクセスがいいエリアは動きがあり、価格高騰に耐えられなくなった都心エリアを考えていた層の受け皿になっているイメージです。
都心3区は高くなりすぎているものの投資目的での購入がインバウンドを含め好調ではありますが、売主が経済の先行き不透明感ないしはマーケットが天井だと感じていることにより、売り出しているケースが増えているのかもしれません。

売出価格と成約価格です。
前月同様です。都心3区での売り出しは先月よりはおちたものの、相変わらずの超強気です。買主もいい物件であればお金を出すことはいとわない、そんなイメージです。
毎月の変動は多少あったとしても、対前年で価格が下がるところまではいかないと予想します。

都心の高価格帯の成約や好調だったが故の成約単価上昇です。
都心の価格に大きく左右されるので、こちらもあまり意味を成す指標ではなくなってきたと思います。

以上、今月の月例速報Market Watch~REINSサマリーレポートから不動産市場を読む~でした。