こんにちは、PR BASE不動産市場調査部です♪
東日本REINSサマリーレポート2023年5月分が更新されました!
では早速レポートを見ていきましょう!
まずは、≪2023年5月度REINSサマリーレポートの感想≫から
【重要指標】
▼中古マンション(一都三県)
・成約件数 :2,737件 (前年同月比 -4.9%)
・成約㎡単価 :70.95万円( 〃 +8.1%)
・在庫 :45,779件 ( 〃 +23.6%)
・新規登録件数 :15,601件 ( 〃 +15.3%)
▼中古戸建(一都三県)
・成約件数 :1,111件 (前年同月比 -3.7%)
・成約価格 :3,722万円( 〃 +0.1%)
・在庫 :17,325件 ( 〃 +36.1%)
・新規登録件数:5,056件 ( 〃 +28.5%)
中古マンションにおいて前年比で成約件数は4月に引き続き下回り(前年比-4.9%)、成約㎡単価は上昇(前年比+8.1%)、在庫件数も増加(前年比+22.0%)。
成約数のおいてはこの6年間において、コロナで初めての緊急事態宣言が出た2020年5月以外では最低の取引数ですが、コロナ前の成約数と同等にはなっています。
在庫に関しては増加し続けており、緊急事態宣言時の2020年5月比で98.4%、先月比では100.4%です。
コロナ以降、東京都心や大都市圏の中心部の物件が顕著に上昇し郊外の物件価格にも波及しましたが、こうした動きはが落ち着いてきたとみていいかと思います。
都心エリアを筆頭に23区や都心近郊も価格は右肩上がりでしたが、23区内であっても不便な場所にある物件や、郊外エリアの物件は価格上昇も止まり、在庫も積み上がってきている印象です。
1990年代バブル期昔と比べて圧倒的に共働き世帯の割合が増加し、自動車の保有比率は著しく減少していることで自宅と最寄り駅との間は徒歩で行き来することを前提にしたうえで、
勤務先までのアクセスに優れた物件を選ぶ傾向がより強くなっていることが、不便な立地が売れ残ることに繋がっていると思っています。
※数字関係はREINS参照の為事実ですが。予想はPR BASE不動産調査部の予測ですのでご自身の解釈と比較してみてください。
また、大きな流れは下記の記事が非常にわかりやすいですので是非、ご一読ください。
記事より「利便性の高い物件を購入したいなら、もはやタイミングを見計らう必要はないでしょう。自分自身の資金事情に応じ、支払いに無理のない範囲で、少しでも早く買えばいいと思います。
逆に、残りの85%(不人気物件)を狙うなら、今後も価格の低下が続くのがほぼ確定的なので、特に急ぐ必要はないでしょう」
とありますが、逆に言えば残り85%に該当する物件で売却検討されているのであれば早く売却をしていいかもしれません。
成約件数は対前年マイナス4.9%、成約㎡は単価対前年プラス8.1%になりました。
首都圏における中古マンション成約件数は4月に続き前年同月を下回りました。
成約数に関してはエリアによって浮き沈みがありますが、対前年成約単価に関しては埼玉を除く全エリアで上昇しています。
こちらは過去6年の成約件数推移になります。
コロナで初めての緊急事態宣言が出た2020年5月以外では最低の取引数でコロナ以前と比較すると減少しています。
最近の報告と同様にはなりますが物件価格の高騰と先行き不安が消費者の判断を鈍らせている可能が高いと思います。
中古マンション成約件数は下記の通りです。
中古マンション㎡単価は下記の通りです。
続いて、在庫件数と成約価格です。
前月同様、都心3区(千代田、中央、港)】対前年在庫増加、成約単価下落。対前月では在庫減少、単価上昇となっております。
このエリアは日経平均株価等の経済状況が反映されやすいエリアになります。
6月13日現在で33,000円前後の日経平均株価なので、今後また上がる可能性が高くなります。
変動が大きいエリアにはなりますが、このエリアはお金持ちが多いエリアなのでいい物件が出たらすぐに売れます。
こちらは首都圏全体です。
対前年在庫増加、成約単価上昇。対前月でも在庫増加、単価上昇。となっています。
郊外になればなるほど価格の上限が厳しく、下落トレンドになっていると聞いています。
全体的には今後は在庫増加もあり、大きく落ちることはないとは思いますが、上がるエリアは一部に限られてきそうです。
先月のくり返しにはなりますが、不動産の価格は都心3区から城南・城西・城北・城東・神奈川・埼玉・千葉の順に【の】の字を描くように上昇しますが、
下落になると【の】の字を逆流するように郊外から下がっていくと言われています。
既に郊外はだいぶ厳しくなっていますので、売却するなら早い方がいいかもしれません。
こちらも前月同様ではありますが、エリア別の在庫件数は、対前月で見ると全エリアで在庫が増加しております。
いよいよ、コロナ前の水準とほぼ同数まで物件在庫が増加しています。
最後に、売出価格と成約価格です。こちらも傾向は前月と同じです。
都心3区(千代田、中央、港)で、は対前年売出単価上昇・成約上昇、対前月売出単価下落・成約単価上昇。
日経平均株価の回復基調が成約単価が上がっていることに起因している可能性があります。
首都圏全体で見ても、対前年成約・売出単価上昇、対前月売出単価下落・成約単価上昇です。
対前月は先月と逆の動きをしていますが変化は小さく、価格の頭打ち感を見て取ることができます。
成約数・価格上昇の鈍化や一部エリアでの下落、紙面では『バブル崩壊』の記事をよく見かけるようになったので売出価格も調整局面になっているのかと思います。
以上、今月の月例速報Market Watch~REINSサマリーレポートから不動産市場を読む~でした。