【インタビュー】総視聴数820万回超え!和歌山の地域活性化を牽引する”コミンカスタイル”に迫る!

  1. キーマンインタビュー

本日は、総視聴数820万回超え!和歌山県の古民家物件や田舎暮らし物件をご紹介している「コミンカスタイル」を運営している岡さんにインタビューをさせていただきました。

不動産業に携わる岡さんにチャンネル誕生秘話や閲覧数を安定に取り続ける秘訣など、お話を伺いましたので、是非ご覧ください。

「コミンカスタイル」とは

YouTubeを通じ、和歌山の古民家物件を疑似見学できるチャンネルです。

「“本当にリアルな”古民家物件に慣れ親しんでいただき、和歌山で楽しく暮らす人が増えますように」との思いから、物件の良いも悪いも正直に伝えてくれます。

南は太平洋に面し北は深山と、広大な森林や山地、美しい黒潮の海岸線が織り成す和歌山の自然美。そこに木造建築の和のぬくもりが漂い、伝統的な建築美が息づく古民家たち。

是非その美しい風景と和の魅力、岡さんの優しいナレーションを交えた古民家ルームツアー動画をお楽しみください。

豊かな自然に囲まれた古民家

―岡さん、本日はよろしくお願いいたします。まず始めに不動産業に携わっていらっしゃるのでしょうか?

はい。物件の調査から販売までを全て自分で行っております。

―そうなのですね!その中で古民家紹介動画を始めたきっかけを教えて下さい。

YouTubeチャンネルをスタートさせた理由は、よりリアルな古民家の姿を購入希望者の方々にお伝えしたいという想いからでした。

「物件を売りたい!」と所有者様から相談されるような古民家には、古く、時には痛みが激しい物件もあります。ですが売るのが難しいからといって販売活動をお断りすることは避けています。そのため、購入検討者の方が見学をした際に、残置物の多さや、汚さ、状態の悪さに驚かれることも多いです。加えて販売エリアが都会よりも田舎が多いため、物件の所在地もかなり遠方になります。1つの物件を案内するだけでも1日がかりになることもありました。さらに、100万円以下の比較的低額な物件も多く取り扱っていること、そして仲介手数料も法定の金額だけしかご請求しないことから、物件を成約しても赤字になることが多くあります。その中で、少しでも効率よく物件の内覧やご紹介をする手段はないかと検討した結果、物件の良いところも悪いところも包み隠さず、すべてを公開する事によって、実際の物件見学までに、ある程度購入の有無を判断できるようにしたい!と思い“コミンカスタイル”を立ち上げました。

―古民家物件を取り上げる中で、特に印象深いエピソードや面白い物件がありましたら教えていただけますか?

ご紹介した物件の中には、屋根に穴が開いていたり、建物内にコウモリが飛んでいたり、位牌があったり、謎の仏像があったりと、、人によってはお化け屋敷にしか見えないような物件もありました。

しかし、”コミンカスタイル”の動画をよくご覧いただいているお客様の中には、そのような状態の物件も、特に珍しいものではないと認識していただいているお客様が見学に来ることもあります。そのような、いわゆる普通の感覚ではない人との出会いがあり、一般的には売れないと思われる物件も購入してもらえる場合があります。

これが、古民家物件の魅力であり、面白いところだと思います。

“おくどさん”が残る昔ながらの家も!

―では古民家物件の魅力を伝える中で、やりがいを感じる瞬間はございますか?

物件のなかには痛みが激しくそのまま放置すれば朽ちていくだけの、一見すると薄暗くて怖い古民家もあります。ですがYouTubeをきっかけに出会ったお客様のおかげで、台湾料理店や、多肉植物の店など、明るく活気のある場所に生まれ変わり、今では多くのお客様が集う場所となっています。そんな変化を目の当たりにすると、とてもやりがいを感じますし、建物に対しても、動画で紹介させていただいた事に対する恩返しができたような気がして嬉しくなります。

―建物が新しい命を得て、そこに集まる人々の交流が新たなエネルギーを生み出していくことは地域に新たな魅力をもたらしますね!“コミンカスタイル”のチャンネルが、地域社会や地方振興に与えている影響がもしあればお聞かせいただけますか?

和歌山県有田川町の山奥のエリアでは、これまで物件の販売が困難な状況にありました。しかし、”コミンカスタイル”を通じて、多少なりともエリアの認知度を高めるきっかけになったと思います。実際にこれまで和歌山県に移住することを考えていなかったという方が、物件を購入して移住をされています。

チャンネルをきっかけに和歌山県に興味をもったと言ってくれたことが、ささやかな地域貢献かと思います。

【田舎暮らし物件】眺望と湧き水が楽しめる、菜園用地付き住宅_500万円」動画より

―さらに地域住民と移住者の交流が地域全体の活性化に繋がると地域社会にとって良い連鎖が生まれていきますね!現在空き家問題が叫ばれる中、古民家の魅力を伝えることは重要だと思います。それに関連して、視聴者さんに古民家を身近に感じてもらうために工夫しているポイントはありますか?

古民家物件は、その歴史や風格、そして独特の雰囲気が魅力です。しかし、私はその美しさやカッコよさだけではなく、物件の本来の姿を見てもらうことが最も重要だと考えています。

また、古民家のリアルな姿を存分に感じてもらうために、動画内で紹介した体験に適している物件にてオープンハウスを開催しております。買う予定がない方でも自由に参加できることで、広く古民家の魅力を体験してもらう機会を提供しています。

是非古い木材の質感や土壁の温かみ等、古民家の風合いを体感してみてください。

※物件の値引き情報やオープンハウスなどのイベント情報を「コミンカスタイルのLINE公式アカウント」にて随時配信しています。資料の添付や物件の位置情報のやり取りにも便利なので、興味のある方は是非お気軽に友達追加をお願いします。

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―では和歌山の美しい自然を活かしながら、古民家物件を紹介するアプローチについて撮影や動画編集はどのような工夫をしているのでしょうか?

撮影に関しては、物件の周辺環境が解るように遠方から撮影しており、物件の範囲を正確にお伝えできるよう真上から物件を撮影して敷地境界線にラインを引くように工夫をしています。

しかし撮影や編集だけでなく、販売や契約業務なども全て1人で行っているので、シンプルに時間をかけないことを第一に考えています。その為、撮影時にカメラを回すのは1回だけ、撮影・編集も各2時間以内ということを心がけています。加えて編集時間の制約もある為、動画はテロップ無し、声の収録も台本を作らず、動画のクオリティよりも作業時間の短さを大事にしています。美しい自然を活かしているという認識は、じつは自分にはなく、単純に田舎の物件を扱っているので、勝手に自然が多く映ってしまうだけだと思います(笑)

【田舎暮らし物件】快適な平屋生活を楽しめる和風邸宅(成約済)」動画より

―YouTubeの成功につながった要因(安定に万PVを取り続け、閲覧数が多い動画では34万回視聴)は何が要因だとお考えでしょうか?

物件の面積や道路の広さ、間取りなどの情報をできるだけ詳細に伝えようと心がけたことが、良かったのではないかと想像します。

ただし、他の方々が運営している物件紹介チャンネルに比べたら、私のチャンネルの編集クオリティや娯楽性は低いと思います。しかし、その割に再生数が比較的安定しているのは、コツコツと定期的に数多くの物件を公開していることと、娯楽性よりも充実した物件情報を重視し、視聴者の方々が物件をより深く理解できるよう努めてきたからだと考えます。

どんな仕事や趣味でも言えることですが、動画制作の難しさや継続の重要性も肌で感じています。最初は数本の動画を制作するのは楽しいものでしたが、100本以上の動画を定期的に投稿し続けることは、想像以上に大変でした。しかし、その努力が実を結び、コツコツとした積み重ねがチャンネルの成長につながったと感じています。

―“コミンカスタイル”は「スローライフを夢見るファンにとって、有益な情報を発信してくれるのが嬉しい!」と愛されていますね!また、日本の方に限らず、海外の視聴者さんもコメントしているのを見かけます。ファンの方に向けて、これからの展望がありましたら教えていただけますか?

“コミンカスタイル”は、家にいながら物件を疑似見学してもらうことをコンセプトにしています。ですので、今後テクノロジーが進化して、VRなどでも物件を紹介できるようになれば、そのようなことにも積極的に挑戦していきたいと考えています。

―最後に、視聴者さんに向けてメッセージがあればお願いします!

面白おかしく物件を紹介しているわけではないので、娯楽性が乏しく地味なチャンネルですが、これからもコツコツと続けていきたいと考えていますので、今後共どうぞよろしくお願いいたします!

―ありがとうございます!

“コミンカスタイル”のご縁から古民家が再利用されることで、地域全体の不動産価値が向上し、周辺地域の開発や再生にも好影響を及ぼす可能性があると思います。

地域活性化に大きく寄与する岡さんの情熱と努力が、新たな可能性を切り開いていくことを期待しています。

これからも“コミンカスタイル”を通じて、多くの方々に古民家の魅力を伝えていけることを心から願っています。

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