本日は海外不動産のパイオニアProperty Access株式会社(プロパティアクセス) 代表取締役社長の風戸裕樹(かざとひろき)さんにお話をお伺いします。
PR BASE編集部としましても、海外不動産や不動産投資に関しては知識がないので、初心者向けの質問になってしまうだろうと思っておりました。しかし、人生何が起こるか分かりませんね。最後には物件の購入をPR BASE自体が真剣に検討し、買うことに?!なったのかどうかは以下をご覧ください!
目次
Property Access株式会社(プロパティアクセス)とは
風戸裕樹(かざとひろき)さん
- プロパティアクセス創業者(Property Access株式会社代表取締役)
- 2004年早稲田大学商学部卒業
- 不動産ファンド会社のクリード、ダヴィンチ・アドバイザーズでアセットマネジメントを担当。不動産仲介透明化フォーラム(FCT)を設立、米国型エージェント制度の「売却のミカタ」を開始し全国展開。
- 2014年ソニー不動産にFCTを売却しソニー不動産執行役員売却コンサルティング事業部長兼コンサルティング事業部長として、創業に携わるとともに事業を拡大。
- 2016年シンガポールに移住し東南アジア不動産を調査。
- 2018年Property Access株式会社設立。個人ミッションは「不動産取引の透明化と高い水準の不動産取引構築を通じ、多くの若者世代が不動産業を職業として選択したい世界を創ること」
Property Access株式会社
日本で唯一かつ最大の海外不動産フェア及び国際不動産アワードを主催。大手不動産会社等と連携しながら海外不動産をより身近に感じていただく活動を行う。同時にフィリピン不動産、マレーシア不動産のアセットマネジメントを行う。2019年春からはじめたフィリピン・マレーシアでのアセットマネジメントビジネスでは1年半で総額70億円以上の取引を受託。
海外不動産を取り扱うきっかけについて
― 風戸さん、本日はよろしくお願いいたします。今日は勉強させて頂きます!まず、海外不動産を始めたきっかけから教えて下さい!
ソニー不動産創業役員のディスカッションにて、「もしアマゾンやアップル、サムスンが日本の不動産事業に乗り込んできたらどうする?」という話が飛び出し、ハッとしたことがきっかけです。“外資系大手企業が日本の不動産でイノベーションを起こし、既存の国内企業を脅かす可能性”がある事を、それまでは考えた事がなかったので、その話をきっかけに海外不動産に興味を持ち始めました。
これから海外の取引が増えた時に自分が必要とされる人材なのか。自分達の会社は生き残れるのか。次世代の人が不動産業に入りたいと思えるのか。と、考えるようになりました。正直今まで海外はハワイ、グアム等にしか行ったことがなく、甘く見ていた部分がありましたが、実際にシンガポールへ移住し、色々な人々と出会い、調査をしていくと衝撃的なことばかりでした。そこが一番大きなきっかけだと思います。
― 海外不動産を始めたきっかけについては、YouTubeチャンネルにて全5回の動画でも紹介されていましたね!全部で5つの動画ですが、見応えありますので是非ご覧頂きたいですね!
海外不動産をはじめたきっかけ(1)|ここでしか話せない本当の理由|人気がない!不動産仲介会社の実態|プロパティアクセス
海外不動産をはじめたきっかけ(2)|宅建の資格あってもダメ。仲介だけだと自信がつかないワケ|プロパティアクセス
海外不動産をはじめたきっかけ(3)|リーマンショックがきた!その時何をしていたか|不動産ファンドの人材とは|プロパティアクセス
海外不動産をはじめたきっかけ(4)|大手がやらない新しいサービスを創れ!|ソニー不動産になった「売却のミカタ」|プロパティアクセス
海外不動産をはじめたきっかけ(5)|不動産を人気の業種に!|海外不動産で行ったトライアルアンドエラー|プロパティアクセス
海外不動産と国内の不動産の違い
― 海外不動産と日本の不動産で大きな違いってありますか?
日本ほどローン制度が整っている国は他にはありません。そこは大きな違いになると思います。日本国内の不動産投資では、多くの場合でローンを利用できます。しかし、海外不動産投資ではローンの利用に制約が多いので要注意です。日本国内で海外不動産投資に融資する金融機関は少数派です。初めての海外不動産投資では特に、必ずローンを利用できるとは限りません。現金購入するしかない場合も多いので、事前の確認は必須ですね。
一方で、海外不動産に関しては、人口や価格推移不動産の値動きなど公表されているデータを用いれば、将来的な価格を予測しやすいです。現状、日本国内においては、不動産価格が伸びていくポジティブな要素は少ないと思います。しかし、海外に目を向けてみると、日本と違って人口が増加している国がたくさんあります。人口が増えている国では、住宅需要の高まりによる不動産価格の値上がりと、賃貸需要の高まりによる家賃収入を両方を期待できますし、その予測がしやすいという点は大きな違いになると思います。
どちらが良い悪いではなく、「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があるように、投資のリスクを下げるためには資産分散することが必要です。例えば日本国内の物件にだけ投資していると、日本の経済が落ち込んだときにはその影響を一身に受けることになってしまいます。複数の国に分けて投資しておくことで、経済が落ち込んだとしても、その影響を限定できるという意味でも海外の不動産の情報を収集するということは必要だと思っていますね。
― 国内での海外不動産への注目度合いはいかがですか?
日本ではまだ珍しい事ですが、世界各国の人々にとって、海外に不動産を持つことや、海外の不動産で資産形成することは当たり前に行われています。
日本自体が良い国だということもあり、他に目が行きにくく、海外の情報が入ってこなかったという日本の保守的な部分が、海外不動産投資が広がりにくかった原因の一つかもしれません。しかしこれからは、バブル後約30年間、日本の不動産の価値が伸び悩む中、海外に資産を持つ事や、海外で生活する事は大きな選択肢の一つだと思います。
今後のビジョン
― 風戸さんの今後のビジョンを教えてください。
一つ目は、日本人の活躍の場を海外へ広げていくことです。
我々の子どもの世代ではもっと海外が身近になりますが、その時、抵抗なく海外で活躍できる状態にし、資産を築く事を前提として、日本のデフレ社会の中で富を築いていく人々を支援できればと思っています。
二つ目は、様々な投資機会をアドバイスできる人材を増やしていくことです。
日本の不動産マーケットが巨大なこともあり、今までは不動産のプロでも海外不動産を扱っている人が少なかったのです。海外の不動産投資について相談できる人材を増やし、不動産業界を魅力的な業界にしていきたいと思っています。
― PR BASEでは不動産会社様や不動産YouTuberの方と関わる機会が多いので、不動産をより身近に感じたり、PR BASE自体を成長させる意味でも、投資用物件の購入を検討していました。
風戸さんのお話を聞いて、海外不動産という選択肢もアリかも!と思いはじめました。今日この瞬間まで全く目を向けたことがなかったのですが…。
良いと思います!もしよければ今弊社でも購入した物件をご紹介しましょうか?!
― 是非、お願いします!
次ページ:ということで、大きな展開を迎えたインタビュー!後半へ
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