都心から日本人が消える日──違法民泊と外国人不動産購入がもたらす静かな侵食【南総合研究所】

 いま、東京をはじめとする首都圏の都心部では、目に見えないかたちで日本人の「居住領域」が静かに浸食されつつある。かつて日本人が暮らし、働き、文化を築き上げてきた都市空間が、今では外国人投資家や旅行者によって占有され始めている。これは資本主義社会における「健全な市場競争」の結果といえば聞こえは良いが、その裏には、日本人…