取引社数12,000社越え!「いえらぶGROUP」の創業者、庭山常務のTwitter誕生秘話に迫る!

  1. キーマンインタビュー

本日は不動産業界の基幹システム中心に事業を展開する「いえらぶGROUP」の創業者のお一人で、常務取締役の庭山健一様にお話を伺うことができました。

同社は不動産事業者12,000社以上にシステムを提供し、業界内では知る人ぞ知る会社です。そんな同社の庭山様が、2022年10月4日に突如Twitterの本格運用を始められました。なぜ今Twitter運用を開始したのか、その狙いについてお聞きしたいと思います。

庭山様Twitter:庭山健一|いえらぶ共同創業者常務取締役

 庭山様、本日はよろしくお願いいたします。 まずは貴社の事業内容をお聞かせください。

いえらぶGROUPでは、不動産会社様向けに複数のサービスを提供しています。このうち「いえらぶCLOUD」は、集客や追客などの仲介業務から賃貸管理業務まで、オールインワンで管理できるものです。現在では全国12,000社の不動産会社様にご利用いただいております。

他に、リーシング業務を一気通貫で支援する業者間プラットフォーム「いえらぶBB」や、不動産専門の電子契約「いえらぶサイン」などのサービスも提供しています。

― 2022年10月4日からTwitterで積極的に発信されはじめましたよね。いつも拝見しています!対外的に発信していくことについて何かお考えやきっかけがあれば教えてください。

今、当社では後藤真希さんをPRキャラクターに起用させていただいています。ですので、「いえらぶ」と画像検索すると後藤真希さんが検索結果に多く出てきます。これ自体は、タレントさんの影響力をうまくお借りしてできた良いブランディングだと考えています。しかし一方で、社内や社員の様子が見えづらい状況とも言えるのでは?と思っていました。

これをどうにかしたいと思ったのがきっかけです。

元々、社内の約8割が開発やサポート部署なこともあってか、発信が得意な会社ではありませんでした。なので、まずは自分自身が最前線に立って発信してみようとTwitterの本格運用を始めました。

― 私も様々なメディアを拝見しながら、貴社は謎に包まれている印象でしたので大分イメージが変わりました!周囲の反応はいかがですか?

発信相手を不動産会社様に絞っている分、反応が返ってきやすいように思います。

反応の有無で不動産会社様にウケるネタが分かってきますし、反応がすぐに結果として返ってくるので非常に嬉しいですね!

― ダイレクトに反応が返ってくるのは面白いですよね!

そうですね!Facebookは前々から利用していますが、そちらでは仕事の投稿が多くなってしまい、気軽につぶやきにくい雰囲気があります。Twitterですと今の気持ちを発信できるのも良いところだと思いますね。

― 反応の良い投稿はどのようなものがありますか?

意外だったのは、私が営業帰りに撮って載せた夕暮れ写真について「綺麗ですね!」とコメントくださる方が多くいらっしゃったことです。ふと撮った写真を軽い気持ちで投稿したのに、そこから会話が生まれるなど、良い反応をいただけることがありました。

仕事の話だけではなく、時には私自身の日常や想いを発信することで、私の人間性を知ってもらえることが嬉しいですね。

― 庭山様の日常でいうと、毎朝元気に挨拶されている投稿には私も元気をもらっています!

ありがとうございます。有難いことにたくさんの方から好評いただいてます(笑)最初はこんなに使い続けるつもりの写真ではなかったのですが、すっかり定番化しています。

庭山様の朝の投稿。今では庭山様といえばこの写真をイメージする方も多いのではないでしょうか。

― Twitterで発信するにあたって参考にしたSNSや、普段情報収集でご覧になられているSNSがあれば教えてください

正直、SNSで情報収集をするという感覚が今まで全くありませんでした。

自身でTwitterの本格運用を始めてからは、興味を持ったことが自然とタイムラインに流れてくるのでよく見ています。最近ですと不動産業界のフォーラムがあったのですが、そういった話題がリアルタイムで流れてくるので非常に便利だなと思いました。

― 現時点で、Twitterの難しい点や良かった点があればお聞かせください。

難しい点は、発言一つで会社の捉えられ方が大きく変わってしまったり、誤解を呼んだりしてしまうことですかね。でも躊躇しすぎると何も発信することができなくなるので、そのバランスはすごく難しいと感じています。

良い点は、やはり不動産会社様からのダイレクトな反応ですかね。それは本当に嬉しいです。

また学生の皆様にも、私の顔が見えることが当社への興味のきっかけになれば、採用効果も期待できるのでは?と感じています。


― 今後どのような発信をしていきたいか、またSNSを使ってやってみたいことがあれば教えてください

もっと社員にも絡んできてもらいたいですね(笑)そうすることで社内の人となりが見えて、先ほど申し上げた採用効果もより一層期待できるように思います。

発信内容については、ただの宣伝アカウントだと思われないように、商品の話はあまりしておりません。不動産会社様にフォローし続けたいと思っていただけるよう、有益な情報発信を心がけていきたいです。

― PR BASEでも、内見動画や不動産事業者によるSNSのアカウントを多く取り上げております。その中で内見や情報発信の仕方の変化を感じております。

このような不動産業界の流れを、貴社はどう感じ、またどう対応していらっしゃいますか?

相当な変化・多様化を感じています。

今までの不動産業界は、ポータルサイトからの集客に頼り切っていました。それしか手段がなかったのもありますが、SNSが活用されるようになってきた今、集客の流れが一気に変わってきています。

お部屋紹介動画に対する気軽なコメントから、反響につながる流れが来ていると感じています。TikTok等のお部屋紹介も参入の早い方々は使用していますよね。

ポータルサイトからの反響獲得が難しいという声を聞く一方、お部屋を探す人自体が減っているわけではありません。つまり探し方が多様化し、SNSに反響が分散している現状から、ポータルサイトだけに頼るのは厳しい状況になっているんです。

弊社としてもこの「お部屋探しの多様化」という波に乗り遅れないように、SNSの運用を始めました。

― PRBASEでも不動産業者様にインタビューをしていく中で、SNSからの反響という部分のお話はよく伺います。時代は変化していこうとしていますね。

個人的にお聞きしたいのですが、創業時の思い出に残るエピソードや、苦労した出来事などがあれば教えてください。

代表と私で20代後半に起業した当時は、とにかく必死でしたね。借金がお互い嫌いだったので個人資産を切り崩して運営しておりました。

朝は素うどん、お昼はコッペパン、間食に柿ピーみたいな生活で3年くらい過ごしていました(笑)でも、その極限状態だからこそ精神が磨かれたと思っています。

― 衝撃です!当時の起業の考え方も今とは全然違いますからね。最後に貴社の今後の展開についてお聞かせください。

今のいえらぶがあるのは、間違いなく不動産会社様のおかげです。不動産会社様のIT事業部として、しっかりと皆様に恩返しをしていきます。

直近では、特に業者間流通サイト「いえらぶBB」や電子契約「いえらぶサイン」のシェアを伸ばしていきたいと思っております。

コロナ禍において、半ば強制的ではありますが不動産業界でも「DX※」が浸透してきました。(※デジタルトランスフォーメーション。デジタル技術を用いることで、生活やビジネスが変容していくこと。)

ここはチャンスと捉えて、「不動産会社様の業務をいかに楽にできるか」を追求していきたいと考えております。

― 庭山様本日はありがとうございました!

様々なチャレンジをしているいえらぶさん、今後も注目していきたいと思います!

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