― 今後の展開はいかがですか?
今後の展開としては、今オリジナルブランドの「muddler’s」を作っておりまして、他社さんと役割分担しながら共同で展開しています。リノベーションだけに囚われずにmuddler’sというブランドを流行らせていきたいなって思っています。第一弾が飛鳥山スカイハイツという物件です。
(参照)
https://note.com/inagaki_kizuna/n/n2bf530be07c1#EHAY4
ここからmuddler’s(マドラーズ)というブランドを確立させ、仕入れのやり方が分かる、施工まで見えますっていうところでmuddler’sをFC展開していきたいなと思っております。
但し、リノベーション事業一本ですと、今回のコロナではないですけど、何かあったときに厳しいと思っています。仲介とリノベーションと両方あったほうがよくて、仲介と売り主であることが大事だと思っています。そういう会社ってあまりないかな、と思っています。
そして、そういったことを見据えていくなかで先日ご紹介いただきましたYou Tubeチャンネルがあります。東京不動産大学のYou Tubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCX1KqCs67XwfRAml_-gMJLQ)と繋がってきますね。You Tubeがあり、ウェブセミナーがあり、集客も含めたノウハウの全てを教育プログラムにしていくっていうのもできるかなと思っています。リノベーション再販のブランドと集客方法・そしてそのやり方があります、っていうのを名前貸しではなく、ノウハウを提供する形でやっていきたいと思ってます。今の仲介事業と、リノベーション事業、FC事業と3本柱でいくのが2026年の目標です。
目次
SNS戦略で見据えるあるべき姿
SNSの活用
― 稲垣社長は東京不動産大学という不動産YouTubeチャンネルもそうですし、Twitterやnoteも積極的に活用していますよね。
はい、今は各SNSのフォロワー数も戦略的に増やそうとしています。
Instagram、Twitterからnote、You Tubeへ誘導して、そこからウェブセミナー・相談といった形の流れを確立したいと思っています。
お客様も買うまでの過程で、いろいろな情報を知っていただき、知識をつけていただいて、そのうえで購入検討することが出来るので、絶対にその方がいいと思っています。
また、私自身もアウトプットを行うことで、様々な事を勉強するようになっています。
KIZUNA FACTORYのSNS戦略
不動産業界の情報の非対称性について
― 確かに、不動産業界は情報の非対称性(商品やサービスの売り手と買い手の間で保有する情報に格差があること)があると言われていますよね。
私はやっぱりこの時代において、情報の非対称性って許せません。
結局、これまでの不動産業界の構図は、情報の非対称性によって売上が作れていたと思います。以前までの私も含めて。ただ、本当にここから脱却していかないと、不動産業界の従事者が不勉強っていうところも解消できないと思っています。お客様が物件を探しても、不動産会社でしか物件への案内ができないから、これで売上になっているっていう現状があると思いますね。究極、誰でも出来るっていうのも正直あると思います。
そうなると、宅地建物取引士の資格自体も国家資格なのに形骸化されてしまう可能性もあるし、なんなんだろう、って思うところはあります。でもそれは結局、情報の非対称性だったりポータルサイトへの依存ってところがあるんだと思います。
ここを変えていかないとお客様の満足度は上がらないと思っています。
なぜならば、不動産会社が勉強しないでも売上を作れる状態、不勉強だからなんですよね。
周辺でいろんなことがあるじゃないですか?賃貸売買の比較、税金関連、相続、エリア、といった様々な不動産関連知識をある程度、体系的に学び、詳しくならないと、本来的なお客様のエージェントになれないと思ってますね。
アメリカのエージェントのような形が理想だと思います。そのくらいの立ち位置にしたいなと思っています。そこを目指していかないとお客様の満足度は上がらないと、ずっと思っています。変えたい部分だと思います。
― そういった意味でnoteやTwitter、You Tube、Instagramを活用して、ユーザーに情報を伝えながら情報の非対称性を解消してるんですね!
そういうことです。まさにそういったところで、お客様の満足度は上がってくると思っています。また、情報を伝えることで自分も勉強しなければいけないので、知識やスキルも上がり、更に良いサービスを提供できる、そんな循環を業界全体に普及したいと思っています。
それが、今私が描いている未来の不動産業界です。
まとめ
なかなかここまで戦略的に事業もSNSも考えている会社は少ないのではないかと思いました。もちろん、今期や来期ベースでは考えているとは思いますが5・10年、そして業界の今後を見据えた動きは、この動きの激しい時代にできることではないと改めて思いました。
稲垣社長、本日はありがとうございました!
株式会社KIZUNA FACTORY(キズナファクトリー)
You Tube:https://www.youtube.com/channel/UCX1KqCs67XwfRAml_-gMJLQ
Instagram:https://www.instagram.com/kizuna_tfd/
Twitter:https://twitter.com/inagaki_kizuna
note:https://note.com/inagaki_kizuna
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