人材不足を解消し、不動産業界の発展に貢献する「JOBRIDGE」の誕生秘話に迫る

  1. キーマンインタビュー

◆不動産業界特化人材紹介&ギグワークマッチングサービス『JOBRIDGE(ジョブリッジ)』 について

JOBRIDGE」は、株式会社LIFULLの社内新規事業コンテストから生まれた“不動産領域特化採用支援サービス”です。不動産業界に精通した専任キャリアコンサルタントが面談を行い、不動産業界で働きたい方を支援しております。

今回はJOBRIDGEのサービスについて事業責任者である國松圭佑さんにお話を伺うことが出来ました。

Twitter:國松 圭佑@不動産キャリア

―國松さん、本日はよろしくお願いいたします。まずは國松さんの簡単なご経歴を教えてください。

よろしくお願いします!私は2017年に株式会社LIFULLへ中途入社し、日本最大級の不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’Sの賃貸・売買・新築戸建・注文領域の広告営業部門のリーダーを経験しました。

2022年には年間トップセールスを受賞し、日々不動産会社と併走する中で、業界の採用領域の課題に直面しました。この課題を解決するためにサービスを立ち上げたい!と社内新規事業コンテストSWITCHに応募しました。そこで、不動産領域特化採用支援サービス「JOBRIDGE」が入賞を果たし、事業責任者として従事しております。

現在はビジョンの実現、子会社化に向けて奔走中です!

―ありがとうございます。「JOBRIDGE」を立ち上げようと思ったきっかけをお聞きしたいです。

私自身が4年程LIFULL HOME’Sの営業をしていたので、1日3~4件不動産会社さんとお話をする機会があったのですが、集客のサポートするところがメインにも関わらず、採用面で「いい人いない?」というお声をよく聞いていたんですね。そういった相談を受けた話を他の営業にした際、7,8割ぐらいのメンバーが同じような相談を受けたことがあるとのことでした。不動産業界で人手不足・人材の定着といった課題が深刻だと感じました。

ある不動産会社さんで“入社してすぐ辞めてしまった”というケースがありました。原因は、最初の採用の情報と入社した際の条件が違ったそうなんです。その方はお子さんがいらっしゃって、入社後の条件の違いで生活が成立しないという問題に直面し、「良い形ではなく辞めてしまった」というお話を聞き、同じような問題が多く存在しているのかもしれないと思いました。

不動産業界ってとても魅力的な業界だと私は思うので、単純に人材サービスをやるというよりは、そういったミスマッチングのない就業サポートをしたいと思ったのがきっかけです。

ミスマッチをなくすことで不動産業界で働く人を増やしたい、そんな想いでサービスを立ち上げました。

―不動産特化型の転職支援サービスは他社にもあると思いますが、JOBRIDGEの特徴や差別化ポイントを教えていただきたいです。

まずLIFULL HOME’Sを運営しているLIFULLがこの事業を行っているというところが強みです。メイン事業で全国の約3万社の不動産会社さんと取引をしており、不動産会社さんの内情も熟知しています。例えば接客診断といって、実際に不動産会社さんに覆面調査員を派遣して接客を点数化し、全国で“接客診断グランプリ”というのをやっています。そういった点において採用したい企業を熟知していることで転職希望者とのミスマッチングを起こさないようにしております。

また、転職したい方の中で希望者には面談を何回もして丁寧にヒアリングしますので、採用企業と転職希望者の両者のことをよく知った状態でご紹介することが可能という点は差別化のポイントと考えております。

―自分のやりたいことや私生活と照らし合わせて、納得がいくまで何回も面談してくれるのは転職希望者にとってありがたいですね!

では不動産業界に向いている人はどんな人ですか。

強い欲のある方は向いている業界だと思います。学歴は関係なく、不動産プロフェッショナルになることもできるので、全ての方に平等にチャンスがある業界です。

そのため、「稼ぎたい!」であったり「こういうことをしたいんだ!」といった強い欲や思いのある方は活躍しやすい業界かもしれません。

もう一つは、不動産業界で働く方には、特別な思い入れがあるエピソードをお持ちの方が多いですね。例えばご両親がお亡くなりになってしまって、相続された家を賃貸に出して生活が成立しているから、不動産に救われたといったエピソードがあり、「私も不動産業界に携わりたい!」という想いを持って志望されているような方もいらっしゃいます。そういったエピソードがある方や、明確に“こういうことがやりたい”というビジョンがある方は業界に馴染みやすいというのはあると思います。

―では不動産業界で働く上でどういったことがやりがいや面白さを感じますか。

住宅購入は一生の中で大切な大きな買い物なので、良い物件を販売や契約ができた際の達成感は素晴らしいものがあると思います!他にも家の売却のお手伝いや色々な形でお客様に関わることがありますが、お客様の思いやエピソードがあって、他の方の人生に触れることができるというのは非常にドラマティックです。お客様一人一人に生活のイメージとか将来像、家族計画等がある中で、そのイメージを実現できる手助けができるといったところはすごく面白いと思います。

―逆に不動産業界に対してイメージか違ったことはございますか。

就業環境が整備化されてないようなイメージがあったのですが、最近の流れでは、就業時間や休み、給与の見直し等、人を集めたり定着してもらうために、改善に取り組まれている企業も多くあります。

また、不動産会社さんによって、どういったところに重きを置くか方針は全然違うのですが、例えば「不動産業界じゃないところから学ぼう」と実際にリッツ・カールトンの元社長さんをお招きして、一流の接客を学ぶ研修を行ったりと、各社様々な工夫をしていたりするので、いい意味でのギャップがありましたね!

―宅建の資格を持っていない私でも不動産業界に挑戦しよう!とご相談した時に求人を頂けるのでしょうか?

宅建がないと駄目ということはないので、もちろん大丈夫ですよ!

―どんな人でも、不動産業界に挑戦しようと思ったら働かせていただけるということでしょうか。

そうですね、100%確約は難しいのですが、例えば「日曜日は絶対休みたい」とか「18時までには帰らないといけない」とか様々な条件がある中でも、マッチする不動産会社さんを探せるように動いていきます!

―異なる業種から不動産業界で働きたいと思う方へメッセージをお願いします。

例えば前職自衛隊や郵便局員等、異業種から不動産業界で活躍されている方は非常に多いです。

不動産業界はマーケットが大きく、可能性がたくさんある業界ですので、挑戦してみたい!という方はしっかりサポートさせて頂きます!その方の能力や性格にもよりますが、先日内定が出た方は、40代で不動産業界未経験の方なので、業界に飛び込んでみたいという方は是非挑戦してみてくださいね。

―SNSについてお聞きしたいのですが、國松さんはJOBRIDGE サービス開始後の2022年11月からTwitterを始められていて、SNSを始めるきっかけや出来事などございましたら是非教えてください。

JOBRIDGEのサービスを立ち上げた際に、発信していく必要性を感じて始めました。一番はサービスを知ってもらいたいという想いがあります。

―反応の良いツイートはどういった発言のものがありますか。

書籍の紹介や不動産関係の方の話、不動産マーケットに関する情報など、求職者や不動産業界で働く方が興味ありそうなツイートは反応いいです。

―今後発信していきたいことやSNSを使ってやってみたいことはございますか?

不動産業界で働くために転職活動をしているという方はもちろんですが、もう少しライトに「ちょっと不動産業界に興味あるな」「宅建の資格は持っているけど結局転職していなくて」等なんとなく興味があるなと思っている方々向けにTwitterのスペースを開放したいなと思っております。

不動産会社さんの方と私の対談のような形で「不動産会社でどんな仕事をするの?」「数字に厳しく休みがないイメージだけど本当?」「不動産業界って将来どうなの?」等など、不動産業界の外にいる方向けに、そういった話を発信していき、興味を持ってもらいたいなと考えております。

※Twitterのスペースとは?

Twitter上で音声を使ったリアルタイムの会話ができます。 Twitterのアカウントを持っていればどなたでもスペースに参加して、会話を楽しむことができます。(参加した方は”リスナー”と言ってスペースでの会話を聴取でき、主催者と発言権を付与されている人だけ会話することが出来ます。)

―最後に國松さんが「JOBRIDGE」を形にした今、次の展望や夢はございますか。

まだJOBRIDGEがやっと形になったというところなので、 “不動産業界で働きたい人を増やしたい”“ミスマッチングをなくしたい”といった部分を追求してサービスを大きくしていきたいですね。

展望でいくと、現在JOBRIDGEのサービスの中で学習コンテンツを考えております。未経験者が賃貸管理や不動産売買に携わりたいと思ったときに、基礎知識をしっかりと習得ができるようなコンテンツがあれば、就業する前により具体的にイメージが湧いて不安が少なくなると思うんです。

JOBRIDGEでテストを受けてしっかり知識が習得できていたら、企業からオファーが届く仕組みなど、体系化していくことでよりマッチングが進むようなサービスにしていきたいですね!

―國松さんありがとうございました!國松さんの今後のご活躍も応援しております!

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